ドローンは雪でも飛ばせるか?


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雨や雪の時はドローンは飛ばさないのが常識です。理由は”故障のリスク”があるから。では、小雨や小雪の時はどうなのでしょうか?というわけで以前実証実験をやってみましたので、そのレポートを記します。

降雪時の飛行実証実験

広島県の八幡高原にて

場所は広島なのに−20℃を叩き出す超寒冷の豪雪地帯「八幡高原」。県内で唯一(?)ダイヤモンドダストが見られるという過酷な地で、タイミングによっては北海道をしのいで日本一の積雪や最低気温をデイリーで記録する、非常に厳しい自然条件下にあります。

そんな八幡も実証実験をおこなったこの日(2016年2月)は平穏な気候で−2,3℃くらい。それでも雪が結晶の形のまま落ちてくるという自然界の中枢のような時間帯でした。

バッテリーを温める

降雪飛行の実証実験開始以前に、機体を正常なコンディションに持っていく必要があります。寒冷地飛行では、まずはバッテリーを温めることから始まります。Phantom3や4の場合、バッテリーが16℃以下だと離陸できず、25℃以下でも警告が出続けるので非常に煩わしいです。よってバッテリーウォーマーで温めるのですが、普通はそんなものありません。楽なのは30分くらい前から懐などに入れておき、体温で温める方法。それでも温まらない場合は現場に到着後、車のフロントのエアコン吹き出し口近くに置き、暖房を効かせます。これでOK.

機体を温める

バッテリーが温まっていても機体が冷たいと「MIUウォームアップ中」と表示されたまま、離陸までに数分が浪費されます。この間にバッテリーが冷えてしまっては苦労が水泡と化すのは必然。よって機体も事前に温めておく必要があります。この場合、やはり現場に着く30分くらい前から助手席などケースごと固定し、蓋を開けたままガンガンに暖房を効かせる事でそれなりに暖かくなります。

機体はバッテリーほどシビアに温めておかなくてもうまく作動するので、外気にもよりますがほどほどで良いかと思います。

降雪を待つ

実証実験開始前に既にパラパラと降雪していましたが、さらに強くなり始めたので飛行開始。降雪の強度としては「飛行を諦めるほどではないにしろ、嫌だな・・と感じる」くらいの雪。もっと簡単に言うと「傘がないと嫌だ」と感じ始めるくらいの降り方。果たしてこの状況でドローンは飛ぶのでしょうか? 途中でプロペラのトラブルなど起こらないのでしょうか?

雪の中で飛行開始

準備が整ったので早速飛行を開始します。この辺りは当然過疎地で、飛行場所は墜落してもいいように山林上空。400mほど向かいに191という名のスキー場があるため、これを被写体と想定した飛行とします。191という名は国道191号線から来た命名で、とてもアットホームなゲレンデ。ソチオリンピックで活躍した竹内智香選手も滑ったという事で一時期話題にもなりました。(竹内選手は広島ガス所属)

さて、実際に飛行を開始します。水に濡れてまずいのは露出しているモータ部分。プロペラが回転している時、対流がどのような形で雪を巻き込むのかは未知。風圧でモーターに雪は届かないのか?逆にモーター部分に集約されてしまうのか? モーターが濡れた場合、その影響は?

・・で、実際に飛ばしてみたところ、特にいつもと変わりなく飛行。警告も出ず、快調に飛びます。

オチもなく、拍子抜けとはこの事。

問題があるとすれば景色の悪さ。降雪中は視界が悪く、そもそもドローンを飛ばす意味が全くないということに気がつきました。雨の時も同様で、リスクを犯してまで飛ばす価値は無い、というのが結論です(景観撮影が目的の場合)。

よって、もしもクライアント案件で雨や雪でも飛ばして欲しいと依頼があった場合、飛ばしてもろくな撮影ができない事を説明し、お互いにリスクを避けるというのが正解のように思います。特にレンズが濡れた場合、写真そのものがぼやけて成立しなくなります。

飛行後について

降雪飛行から戻って来た機体をチェック。特に煙が出ているとか、異様に暑くなっているなどの様子はなし。水が滴っているということもなさそうで、軽度の雪であれば単純飛行には問題無さそうでした。

念のため、その後数カ月にわたって機体の様子を確認しましたが、サビや腐食、そのた接続不良やエラー表示も皆無。飛行に問題はなく、雪の後遺症というものは確認できませんでした。もちろん飛行後にしっかり水気を拭き取って乾燥させたのは言うまでもありません。

結論

傘がなくてもかろうじて我慢できる程度の雪であれば飛ばしてもOK。ただし何かあっても誰も責任を取れないので、その点は注意。雪でも飛ばす必要がある時というのは、例えば雪原の日の出や夕日、その他トワイライトタイムで素晴らしい景色が出ている時に雪がぱらつき始めたような状況だと思います(雪山ではよくある)。

雪山の気象や景色は数秒単位で目まぐるしく変化します。迷っているうちに絶景が消え去ってしまうのは大きな損失なので、傘ギリギリの雪であれば思い切って飛ばすのもドローンマンとしての選択だと思います。(独断:雨の場合は飛ばす価値無し)

一つだけ気をつけるべきなのは、墜落時の機体回収を前提に飛行ルートを設定すること。せっかく絶景を撮影したのに回収できないのは不幸でしかなく、人類にとっての損失だと言っても過言ではないと思っています。

Atelier Aje

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